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消費税

【VOL.478】 消費税の売上税額と仕入税額の計算方法、端数処理

【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.478】 消費税の売上税額と仕入税額の計算方法、端数処理

インボイス制度施行後、売上税額と仕入税額の計算方法は、従来の「割戻し計算」のほかに「積上げ計算」も選択できます。

・売上税額は以下のいずれかの選択です
原則:割戻し計算(その課税期間の売上対価の合計額に消費税率を掛ける)
特例:積上げ計算(インボイスに記載された消費税額を合計する)

・仕入税額は以下のいずれかの選択です
原則:積上げ計算(インボイスに記載された消費税額を合計する)
特例:割戻し計算(その課税期間の仕入対価の合計額に消費税率を掛ける)
※ただし売上税額で積上げ計算を選択した場合は仕入税額は積上げ計算のみ

なお、インボイスごとの消費税計算で1円未満の端数が出た場合の処理は、切り上げ、四捨五入、切り捨てどれでも選択できます。
※ただし申告時に売上税額を原則の割戻し計算でする場合、各インボイスが切り捨てだと預かる消費税のほうが少なくなるという問題が生じますので注意しましょう。