【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.445】 奨学金を作る
(関根稔著「相続の話をしよう」より引用)「1人で残され、数千万円の預金を持つ高齢な女性。そのような人達は増え続けると思う。その方達に奨学金を作ってもらうのだ。『おばあちゃんが卒業した小学校の子ども達で、給食費も払えない子達がいる。その子達に山田花子奨学金として毎月3万円を支払う。10人に支払えば、遺産は15年でなくなってしまうが、それまでは支払える』と。私なら、私が死んだ後の財産が、私の意思で、恵まれない子の生活に使われるとしたら喜んで実行する。小さな子ども達が私の名を覚えてくれるのなら嬉しいし、私が必要としなくなった財産で、彼ら、彼女らの将来が良い方向に向かうのなら嬉しくて仕方がない。」
ああ、しまった。もっと稼いでおけばこんなこともできたのに、と私の場合は後悔してももう遅い。宵越しの金は持たないと決めたわけではありませんが、一般サラリーマンは子に遺す財産すら立つ鳥跡を濁さずです。せめて母校の奨学金などに細々と寄附するのみです。