【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.540】 相続税申告の資料
相続税の申告のためのご遺族の資料集めを、どこまでお願いするのか?という問題があります。詳しく調べようとすればきりがないし、その家庭の財産状況、生活状況のすべてを調べることになってしまいます。たとえば過去の通帳10年分を(税務調査で税務署は10年分用意するから)求める税理士もいるかもしれませんし、通帳は見もしない税理士もいるかもしれません。
私は最初にどのような資料がなぜ必要なのかの概要を説明して、漏れが無いようにお願いして、判断は納税者にまかせます。それ以上踏み込んで調査するのはプライバシーの侵害という意見もあります。