カテゴリー
所得税 税制改正

【VOL.510】 国民民主党の主張とは?

【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.510】 国民民主党の主張とは?

2024年11月13日(【ボー税通信 VOL.495】)で「国民民主党の基礎控除額178万円案」を取り上げました。基礎控除額を一律178万円にすれば税率の高い高額所得者の減税額が大きくなる(財源不足も大きくなる)という一部の反対論に対し、低所得者の手取りを増やす政策なのだから高額所得者の減税は薄くなるように調整するのは当然。その点をなぜ国民民主党はきちんと説明しないのだろうか、と疑問を呈しました。

ところが自民党・公明党がまさに低所得者の減税額を増やし高所得者の減税は薄くあるいは無しにする案を出したところ、なんと国民民主党は「所得制限はするな」とこれに反対。誤解していました。国民民主党は「低所得者の救済」ではなく「高所得者の減税を手柄にした富裕層へのすり寄り」をしていただけなのですね。お見逸れしました。国民民主党に比べて自民党・公明党が素晴らしい政党に見えてしまいました(トランプと比べると石破さんが「偉人」に見えてしまうように)。