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ファイナンシャル・プランニング

【VOL.390】 年金繰下げを考える(続)

【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.390】 年金繰下げを考える(続)

【ボー税通信 VOL.386】に続き、年金繰下げについて。
年金受給開始年齢になったとき、年金受給しなければ生活資金が足りないのであれば、選択の余地なく、繰下げずに受給開始するしかありません。

生活資金に余裕がある場合は、人によって考えが分かれるところでしょうが、私はできる限り繰下げたいと考えています。
その理由は、
・仮に「損益分岐点」の年齢より前に死んだ場合、年金の「貰い損ね」が生じることになります。が、そもそも死んでしまえばそれ以降の金は不要なので、(その分貯金を遺族に残せたと計算上は言えるかもしれませんが…)、生きている間生活に不自由しなかったことでよしとすればいいのではないでしょうか。
・それよりも、大幅に長生きして90歳、100歳まで生きてしまった場合のリスクを考えたい。収入額が1.4倍や1.8倍になっていることが心強いと感じる時がきっと来るでしょう。