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【VOL.382】 「血税」

【ボートを漕ぐ税理士通信(ボー税通信) VOL.382】 「血税」

【血税】かつて、兵役義務の称。〔現在、血の出るような苦心をして納める税金の意に用いるのは、誤用に基づく〕(新明解国語辞典第六版)

ときどき週刊誌等の記事で「国民の血税」云々という表現を見かけますが、日本語の用法を間違えています。

「血税」とはその昔、金銭で税金を払えない者が代わりに兵役に就くことで払ったことを言います。貧乏人は兵隊となり弾除けとなって血と命をお国のために捧げろということです。現代の私たちが払っているのは税金であって「血税」ではありません。憲法が改正されて徴兵制が復活すれば、「血税」も復活するでしょう。